こんにちは、高橋です⛄
今日で2週間に渡っていくつもの感動を与えてくれた北京オリンピックが閉会します。
13時からフィギュアスケートのエキシビジョンがあるので、私はテレビにかじりついていることでしょう🌷
個人的には毎日結果を見ていて、波乱あり涙ありの喜怒哀楽な2週間でしたが、今日はそんなオリンピックの歴史を振り返りたいと思います!
オリンピックの始まり
オリンピックには、古代オリンピックと近代オリンピックがあります。
古代オリンピックは紀元前776年に古代ギリシアのオリンピアで始まったとされています。
オリンピアはゼウス神の聖地であり、オリンピア競技はゼウス神に捧げる競技祭として始まり、最盛期には各地から選手が参加する祭となりました。
オリンピックの開催期間が戦争と被っている場合は、戦争を休戦してまでオリンピックを優先していて、当時は選手として参加できるのは古代ギリシアの自由市民の男性のみで、奴隷と女性は禁じられていました。
そんな古代オリンピックですが、テオドシウス帝が392年にキリスト教を国教と定めたため、オリンピア信仰は異教として禁止されることになり、1000年以上の歴史を持ちながらも393年に終わりを告げました。
また、なんでオリンピックが4年に1度の開催なのか、疑問に思う人も多いかと思いますが、いくつか説がありますが古代ギリシア人が太陰歴を使っていたからという説が濃厚です。
8年の太陽暦と同じように、8年ごとにオリンピックが開かれるようになり、のちに半分の4年に1度になったそうです✨
近代オリンピック
第1回の開催は1896年ギリシャのアテネ大会。
あるフランスの教育学者がスポーツによって、教育の振興と世界平和を実現するために、「古代オリンピックを復興しよう」という呼びかけに応じて開催されるようになりました。
そのため、オリンピックはスポーツを通じて平和を伝える祭典になっています。
以降4年ごとに開催し、途中、戦争によって中止の回もありましたが、2020年(コロナで2021年開催)の東京大会までずっと続いている世界最大規模のスポーツの祭典です。
冬季は1924年、フランスのシャモニー・モンブランオリンピックが第1回で、夏のオリンピック開催から2年ずらして行われてきましたが、2020年の東京オリンピックの開催が1年延期されたため、昨年夏の東京オリンピックの翌年に現在の北京オリンピックが開催しました。
日本のオリンピックの歴史
第1回の近代オリンピックは古代オリンピック発祥の地ギリシャで開催されましたが、日本が初めて参加したオリンピックは、1912年に開催されたストックホルムオリンピックです。
近代オリンピックの父であるフランスの教育学者と日本人初のオリンピック委員で柔道家である嘉納治五郎の働きにより、日本はアジアの国で初めてオリンピックに参加をすることができました。
ただ、この大会に日本代表として出場したのは、陸上競技選手の2名のみ。
当時日本はまだまだ貧しく、自己負担による渡航費を工面できなかったことが2名のみの出場という結果でした。
ちなみに、日本人女子選手の参加は1928年のアムステルダム大会からでした✨
日本人選手が初めてメダルを獲得したのは1920年のアントワープオリンピックです🥇
男子テニスのシングル熊谷一弥選手と、ダブルスの熊谷一弥選手・柏尾誠一郎選手がそれぞれ銀メダルを獲得しました🎾
女子選手の初メダルは、初参加になった1928年のアムステルダムオリンピックで、陸上競技800m走で銀メダルを獲得しています。
アムステルダムオリンピックでは、陸上男子三段跳や平泳ぎ男子200mで日本人が初めて金メダルも獲得することができました🥇
幻の開催となった東京オリンピック
1940年、東京オリンピックが開催を予定されていましたが、日中戦争の拡大により開催ができず、次の1944年の開催も第二次世界大戦の影響で中止になりました。
第二次世界大戦終了後、1948年には戦後初めてロンドンでオリンピックが開催されましたが、日本とドイツは戦争責任により出場することができず、オリンピックに再度参加が認められたのは1952年のヘルシンキオリンピックからです。
平和の象徴としても知られているオリンピックですが、戦争によって参加や開催ができなかった年もあったんですね。
北京オリンピックの次は
今回の北京オリンピックでは、日本は9つの銅メダル、6つの銀メダル、そして3つの金メダルをとりました。
スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手やスピードスケートの高木美帆選手がで悲願の金メダルをとったり、メダルが確定する瞬間はやはりうれしいですが、それ以外にもオリンピックは本来の目的通り、オリンピックやスポーツからうまれる友情や公平なジャッジによる感動など、世界平和への道筋になっているのではないかと改めて思いました。
2年後にはパリで夏季オリンピック、4年後にはミラノで冬季オリンピックが行われる予定になっていますが、日本の選手の応援だけでなく、どんな競技や選手が注目を集めるのか今から楽しみです🌼