2023年3月1日~2023年6月12日で、
新国立美術館にて「ルーブル美術館展 愛を描く」が開催されています!
大好評で土日とかチケットが完売してるみたいです。
日付指定のチケットも販売されてますのでお早めに購入したほうがいいかもしれません。
さて、今回はルーヴル美術館展を100倍楽しむために知っておきたいことを紹介いたします!
そのまま美術館に行って絵画を鑑賞するのももちろん楽しいのですが、
・絵画は何を表しているのか
・なんでこの絵を描いたのか
・このに描かれている人物はだれなのか
ストーリーがわかるともっと楽しんで鑑賞ができます。
美術展に行く前の方も、既に楽しんでいただいてる方もよかったら読んでみてください。
概要
ルーヴル美術館にあるコレクションの中から「愛」の概念が描写されている73点の絵画を厳選して展示されています。
時代は16~18世紀の作品で、ヨーロッパ各国の主要な画家の作品が楽しめます。
古代ギリシャやローマ、ルネサンス期の絵画と旧約聖書をもとにしたキリスト教の絵画に大きく2つに分けることができ、それぞれの”愛”に対する考えが絵画に表しているところがポイントです!
ちなみに、古代ギリシャの作品を盗んだり参考にして古代ローマの美術が発展しました。
だからギリシャ神話とローマ神話は同じ登場登場人物がでてきます!名前はちがうけど。
また、ルネサンスも文芸復興という意味で古代ローマの美術や芸術を復活させようとしたので
共通点が多くなってます!
アモルとプシュケ
アモル、プシュケはとは?
アモルは他にもエロス・クピド・キューピッドとも呼ばれます。
神話や言語によって読み方がかわってきます。(ギリシャ神話やローマ神話、ラテン語や英語読み)
※この記事ではアモルと呼んでいきます。
アモルは”愛の神”で”美の神”ヴィーナス(別名ウェヌス・アフロディ)の子供です!
アモルの象徴は「弓矢」。
余談ですが矢で射られると恋に落ちてしまうという話がありますが、実は金の矢と鉛の矢の2種類あることを知ってました?
金の矢で射られた人は最初に見た人を好きになってしまいます。
鉛の矢で射られた人は愛情を嫌悪するようになります。
プシュケはある国王の3人娘の末っ子。
皆が「美の女神みたい」と絶賛し美の神ヴィーナスが嫉妬するほどの美人です。
実は”美女と野獣”のもとになったストーリー
2人には物語がありその途中を描写されている絵があります。(今回の展示にも飾られています。)
このストーリーが「神と人間の禁断の愛」「プラトニックラブ」「普遍的な愛」という様々な解釈が多くの人を惹きつけました!
さっそく簡単に紹介していきます!
先ほども紹介した通り、プシュケは国王の娘でなんといっても美人。
皆が称賛するぐらい美人だったので、美の神ヴィーナスが嫉妬し子供のアモルに、
「世界1醜い生き物と結婚させなさい」と命じプシュケに矢を射ろうとするんですが誤って自分にしまいプシュケに恋をしてしました。
美人すぎてみなが手を出せないプシュケは自分が結婚できないのではと思い、神託をうかがいに行ったんですが強い風に煽られ吹き飛ばされてしまいます。
目が覚めると宝石や美しい装飾品に囲まれた宮殿にいました。
そこで「絶対に顔を見てはいけない」と忠告する”夫”と名乗るものが表れます。
夜になると寝室に訪れ一緒に過ごし、朝になると姿を消してしまう謎の存在。。。
プシュケは夫が気になり、ランプを持って夜の寝室へ。
そこにはかつて見たことないほどの美少年が!
そうです、それがアモルだったんです。
姿をばれてしまったアモルは急いでどこかにいってしまします。
プシュケはアモルを探すためにヴィーナスのもとに行き、様々な試練を乗り越えますが途中で気を失ってしまいます。
しばらくたった後、アモルがプシュケを探していると昏睡した姿で見つけます。
そのまま、体を持ち上げ天界へ連れていきました。
その後、プシュケは神となりアモルと結婚しハッピーエンドで終わります。
日本でいうと鶴の恩返しみたいですよね!
この物語を描写した絵画が多数あるので、どこにあってどこの場面を描写しているのか考えながら観覧するのが楽しみの1つですね!
最後に
みなさん、愛といえばなにを思い浮かべますか?
家族愛だったり友愛、恋愛など愛っていろんな形がありますよね。
時代によっても愛の形が色々あるんだなとこの展示会に行ってみて思いました。
ぜひ皆さんの愛についてコメントお待ちしております!
ルーヴル美術館展 愛を描く
◆期間
2023年3月1日(水)-6月12日(月)
◆休館日
毎週火曜日
※ただし3/21(火・祝)・5/2(火)は開館、3/22(水)は休館
◆開館時間
10:00-18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
◆会場
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
◆主催
国立新美術館、ルーヴル美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ、ニッポン放送