こんにちは、高橋です🌈
6月に入り、ZOZOTOWNではロゴがレインボーカラーになり、楽天・メルカリなどEC関連の企業やブランドで様々な取り組みが始まっています。
これは6月がアメリカをはじめ世界中で「LGBT+(LGBTQ+)」の権利やコミュニティーへの支持を示す「プライド月間」なので、日本の企業でも「多様性」を訴えるためのイベントや活動が行われています。
今年の4月22日(金)~24日(日)までは渋谷と新宿で3年ぶりにプライドパレードも開かれ、「虹色=多様性」というイメージが浸透していますが、ライフキャリア形成でもレインボーがシンボルとして使われていることを知っていますか?
今日のブログでは、「ライフキャリアレインボー」というキャリアの考え方についてお話しします。
なにそれ?と初めてこの言葉を聞く方もいるかもしれませんが、ライフキャリアを考えるきっかけの1つとなればうれしいです😊
ライフキャリアレインボー
ライフキャリアレインボーとは
ライフキャリアレインボーとは、仕事に囚われず、趣味、遊び、家庭、地域活動など全ての活動を1つにまとめたキャリア形成のことです。
人生は仕事だけでなく趣味、家庭、全てが合わさって形成される集合体と考えられることから1950年代にドナルド・E・スーパー氏によって提唱された考え方で、人生の様々な場面の役割を組み合わせれてキャリアが積み重なっていく様子を虹にたとえ、「ライフキャリアレインボー」と名前がつけられました。
誕生してから70年ほど経ちますが、現代にも通ずる普遍的な定義であり今でも多くの国で模範的な概念として採用されていて、日本でも自分のキャリアを見つめなおすために取り組みを行っている企業もあります。
人生における8つの役割
ライフキャリアレインボーの描き方は後述しますが、ドナルド・E・スーパー氏によれば、人生には大きく8つの役割があるとしています。(9つとする説もありますがこのブログでは8つとします。)
- 子供
- 学習者
- 親
- 余暇人
- 市民
- 職業人
- 家庭人
- その他の役割(年金などで余生を過ごす)
キャリアは自分ひとりで形成するものではないので、ライフキャリアレインボーでは自分の周りを取り巻く環境から自分のキャリアを考えることを重視しています。
また、それか1つの役割が完璧でも他が形成できていなければ綺麗な虹にはならないので、歳をとった時にどれほど役割がバランスよく成り立っているかが重要になります。
人生における5つのライフステージ
ライフキャリアレインボーには、人生の役割の他に5つのライフステージが存在します。
- 成長期(0〜15歳)
- 探索期(15〜25歳)
- 確立期(25〜45歳)
- 維持期(45〜65歳)
- 解放期/下降期(65歳〜)
この一連のライフサイクルを「マキシサイクル」と呼び、マキシサイクルの中で起こる転職、異動、定年などは「ミニサイクル」と呼ばれます。
自分がどうありたいか
ライフキャリアを考えてみよう
人生の8つの役割、そして5つのライフステージをまとめたものがライフキャリアレインボーです。
自分でライフキャリアレインボーを書く時には、「ワークシート」も用意しそれぞれの役割にどのくらいの時間やエネルギーを使用しているかを記してからレインボーを描くと自分が人生でどんなことに重点を置いているのか、置きたいのかを知ることができます。
過去を振り返ること、そして「自分がどうありたいか」を考えライフキャリアレインボーを描くことで、今の悩みやうまくいっていない原因を見つけることができ、将来を見つめなおすきっかけとなります。
まとめ
人生100年時代に入り、私たちの生活が目まぐるしく変化したことでライフキャリアレインボーはより注目されるようになりました。
年齢や経験によって価値観や役割は変わってきます。
私たちは色々な役割が重なり合い生き、相互に影響を与え合っていると思うので、ひとつの役割だけでなく色々な役割を楽しみながらキャリアの形成をしていくことが大切だと、ライフキャリアレインボーを学んで改めて気づくことができました。
ライフキャリアレインボーを社員に描いてもらうことで、仕事を通じて成長することが自分のライフキャリアとどう繋がるのか意味付けするようになり、業務へのモチベーション向上が期待できることからライフキャリアレインボーを取り入れている企業も増えているそうです。
確かに、働き方が多様化した現代ではただのキャリアの形成だけでなく、生涯を通じた「生き方」を知ることは大事なので良い取り組みだと思います。(マーベルでも取り入れるべき?!)
個人的にも今年は30を迎える節目でもあるので、私もゆっくりと自分と向き合いライフキャリアレインボーを形成してみたいと思います!
ぜひ皆さんもライフキャリアレインボーを書いてみてください😊