こんにちは、高橋です🍂
11月23日(水)のグループリーグE組初戦、日本がなんと2対1でドイツに逆転勝利しましたね!
アルゼンチンに勝利した翌日が祝日となったサウジアラビアのように、日本も祝日になったら良いのになぁと思いながら過ごしました🥺
侍ジャパン、感動をありがとう!!!
11月27日(日)19時からのコスタリカ戦もとっても楽しみですね🥰
先日、11月18日(金)に公開されたばかりの映画『ある男』をみてきたのですが、原作の小説に劣らないおもしろさですごく良い作品でした!
CMでも予告編がよく流れていて、「愛していたはずの夫が全くの別人だった?!」というミステリアスな内容に気になっている人も多いのではないでしょうか!
今日のブログでは、映画『ある男』の見どころをお伝えします♪
映画『ある男』
愛したはずの夫が全くの別人だった
11月18日(金)に公開した映画『ある男』は、芥川賞作家・平野啓一郎の同名ベストセラーを石川慶監督が映画化し、妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝が共演したヒューマンミステリー映画です。
弁護士の城戸は、かつての依頼者・里枝から、亡くなった夫・大祐の身元調査をして欲しいという奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経験後に子どもを連れて故郷へ帰り、やがて出会った大祐と再婚、新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていたが、大祐は不慮の事故で帰らぬ人となった。ところが、長年疎遠になっていた大祐の兄が、遺影に写っているのは大祐ではないと話したことから、愛したはずの夫が全くの別人だったことが判明したのだ。城戸は男の正体を追う中で様々な人物と出会い、驚くべき真実に近づいていく。
映画.com
弁護士・城戸を妻夫木聡、依頼者・里枝を安藤サクラ、里枝の亡き夫・大祐を窪田正孝という実力派俳優たちが演じることでも話題作となっていましたが、作品は「夫の身元が別人だった」という驚くべき内容となっています。
夫はなぜ違う名前を名乗っていたのか?
夫は過去に犯罪を犯していたのか?
本当の「大祐」はいったい誰なのか?
謎を解き進めていくと驚くべき真実がわかり、最後はとっても心が温まるストーリーとなっています!
原作はベストセラー小説
平野啓一郎さんのベストセラー小説が原作となっていますが、平野啓一郎といえば学生時代のデビュー作である『日蝕』(1998年)によって史上最年少で芥川賞を受賞したことでも有名な作家先生😳
『日蝕』は15世紀フランスを舞台に神学僧の神秘体験が描かれている内容ですが、『ある男』も独特の世界観たっぷりの作品です。
中でも詐欺師役を演じた柄本明さんがはまり役で、すごくミステリアスで奇妙な難しい役を見事に演じていました!
作中では一緒のシーンはないですが、息子さんの柄本佑さんのお嫁さんでもある安藤サクラさんと共演されていることにも個人的に大注目……!
すでに「カイロ国際映画祭」で賞を受賞
11月18日(金)に公開されたばかりですが、早くも「カイロ国際映画祭」ですでに賞を受賞しており、来年の日本の映画賞の作品候補としても名前が上がること間違いなしです!
ちなみに映画オリジナルの演出で、冒頭とラストで画家ルネ・マグリットの『複製禁止』(1937)という作品が映し出されます。
鏡を向いた男性の先の鏡の中の男性も後ろ姿となっており、現実世界ではありえない肖像画ですが、身元を隠して生きなければいけなかった「大祐」とどこか重なる描写となっていて、「私たちは誰でもないから、誰にでもなれる」という作品のテーマにも繋がっているような気がしました。
出演されている俳優さんたちの演技力も高く、期待以上に良い作品だったので、ぜひ劇場でみることをおすすめします!