こんにちは、高橋です🌻
先日Twitterでこんな記事がバズっているというニュースを見かけました。
親孝行もデジタル化する時代……!
私の母親もネットショッピングすらできないのでよく手伝ってあげることがあるのですが、こういう風にプログラミングによって仕事もお手伝いしてあげれるのはエンジニアの特権ですね♪
さて、先日の交流会後のアンケートでは管理部サイドにもコメントが寄せられていました。
その中に「タイのエピソードを聞きたい!」というコメントもあったのですが、今日のブログでは私がなぜタイに住むことを決めたのかをお伝えします😀
実は、私は辛い物が大好きなのでタイに住んでいました!
……というのは嘘で、私は東京の大学を卒業した後、そのままタイの大学院へ進学をしました。
初対面の人にこの話をすると「タイ?!」と驚かれることがほとんどです。笑
今日は私が留学先にタイを選んだ理由をお伝えします😊
初めてのタイへの渡航
初めての渡航は小学校の恩師がきっかけ
私がタイを初めて訪れたのは、大学2年生の時です。
大学に入ってから、小学生の時に埋めたタイムカプセルをあける機会があり、たまたま友人たちと小学校の卒業アルバムを見ていました。
私は当時卒業文集に「カメラマン」と「学校を開くこと」という夢を掲げていました。
小学生の頃の私の恩師がネパールで学校に通うことが難しい子供のために学校を建てるボランティアをしていて、当時先生が行っていた活動にとても興味を持ち自分も先生のようになりたいと思うようになっていました。
そして20歳で自分の過去や将来のことを考えた時、小学生の頃自分が描いていた目標に少しでも近づきたいと思い夏休みの期間中友人とタイの寺院にボランティアに行くことにしました。
この選択が、私がタイへの進学を決めたきっかけとなります。
普段の生活では経験することができない学び
初めてのタイへの渡航は、大変なこともいっぱいありました。
私が訪れた場所はタイのアユタヤ近郊の町にある寺院が孤児や学校に通えない子供を受け入れている施設で、タイの首都から車で3時間ほど離れた場所に位置しています。
タイには少数山岳民族が住んでいて、中には無国籍の子供がいます。
無国籍の子供はきちんとした教育を受けることができず、大学への進学時には国籍を取得するまで学位を取得することができません。
私が訪れた学校ではそのような子供たちを中心に寺院で学業から生活全般のサポートを行っている場所でした。
施設内には幼稚園~高校まで揃っているので1,000人以上の子供たちがともに生活をしています。
今は施設内も整備されていますが、私が最初に訪れた2012年当時は野良犬も多く(狂犬病がこわかった)、お風呂は水シャワーもしくは桶で水をすくうスタイルでした。
子供たちや先生たちとも言葉の壁があるため、人に伝えることの難しさも学び、夜な夜なタイ語で伝えたい単語を調べていました……!
プログラム自体は特にこれをしてという指示はないため、友人や現地で同じプログラムに参加していた人たちと話し合って子供たちと関わる機会を作り、教室では習字や音楽の授業、外ではサッカーや鬼ごっこをして遊んでいました!
大変なこともたくさんありましたが、それ以上に寺院でのボランティア生活を通じて異文化理解や人とのつながりの大切さなど普段の生活では経験することができない学びをたくさん得ることができました。
2度目に滞在した時に名前を憶えていてくれた子供がいたこと、また今でもFacebookやInstagramで連絡を取り合う生徒もいてつながりの大切さを実感しています😊
ちなみに朝食・夕食は寮内で先生方が作ってくださったご飯が提供されるのですがお昼は自由なので、いつも施設内にあるレストラン(半分屋台)でお昼を食べていました😊
おばあちゃんが作ってくれるガパオやカオパット(タイチャーハン)がすごく美味しかった!
遺跡や水上マーケットでも有名なアユタヤまでは乗り合いバスで30分~1時間程度なので、観光やお買い物に行きたいときには現地の人に混ざってバスを利用していました。
タイへの進学
都内のタイレストランでのアルバイト
2012年の夏に初めてタイへ訪れてから、もっとタイに関わりたい!という思うようになり銀座にある「ジムトンプソンズテーブルタイランド 銀座店」というタイ・シルクでも有名なタイレストランのホールでアルバイトを始めました。
当時働いていたメンバーとは今でも仲が良く一緒にタイフェスやご飯に行く機会もありますが、タイ人のスタッフにはよくタイ語を教えてもらっていました♪
ランチはブッフェ形式のお店なので、まかないが食べ放題だったこともうれしかったです🤗笑
ボランティアツーリズムを学びに
2012年の夏と2014年の春の2回、タイの寺院でのボランティアを行いました。
旅行が好きでもともと観光業に興味があったのですが、自分が参加して初めて「ボランティアツーリズム」という旅行中にボランティアを行うことで旅行先にポジティブな影響を与えようという観光業の取り組みを知り、自分が経験したこの「ボランティアツーリズム」について学びたいと思い大学院への進学を決意しました。
進学先の大学は特に決めていなかったのですが、日本には観光業を学べる大学院が少ないこと・たまたま好きだったタイのインスタグラマーが通っていた大学の大学院の観光業のコースが魅力的だったこと・インターナショナルスクールだったので授業はすべて英語だったことから、「大好きなタイに住んでみよう!!!」と誰にも相談することなく勝手に留学を決意しました😳
当時の自分の即断力には本当に自分でも驚きですが、本当に相談せずに決めてしまったので、それはもう両親は大反対。
普段は寛大な父親からも「どうしてアメリカや先進国ではなくタイなの?俺にプレゼンしろ!」と言われ、プレゼンしても許してもらうことができず、気づくと出願の時期になっていたので私は父親の許可を待たずに勝手にメールで大学院に願書を出願していました。笑
今思えば、タイはまだまだ後進国で危ないというイメージが強く、親世代は特に心配が大きかったであろうと思います。
タイへの出発の直前、改めて父親と話す機会があったのですが、「なにかあったときにそばにいてあげられないことが一番辛い」と言われて、私もとても寂しさでいっぱいになりましたが、同時に離れていても支えていてくれる人がいることを実感し、「絶対に修士課程を成し遂げよう」と思ったことを今でも覚えています。
実際父親と母親は何度かタイにも遊びに来てくれて、2人とも今ではタイをとっても気に入っています♪
そして私はタイへと飛び立ち、2年半のプログラムを終えて2018年3月に観光業経営学修士課程を修了しました。
一度社会に出てから大学院に進学する道もありましたが、私の場合は一度社会に出たら怠けてしまうと思ったこと、そして若い時に色々なことを経験しておきたいと思いそのまま進学することを決めました。(今思うと、コロナがあったのであの時に留学をしていてよかったです…!)
そして実はボランティアは続けていて、今は日本人の方がタイ・チェンマイで運営している学校への毎月のサポート&バンコクに住む子供に週に1度英語を教えています。
私がタイで文化を学び留学を決めたように、子供たちにも大きな夢を持って世界を知ってもらいたいと思っています😊
先日の交流会でも気づきがありましたが、ゴールの先のゴールを設定することが大切だと改めて思い、目先の目標だけでなく10年先、20年先の目標を設定して経験を積んでいきたいと思いました。
生きていると、何歳になっても後悔することやあの時こうしておけばよかったなー!と思うことがたくさんありますが、あの時にタイに行き、タイで進学するという決断をして本当によかった!と今でも心から思っています!
タイの大学院での生活については、また今度お話しします😊
読んでくださりありがとうございました🙏
コープンカー!!!