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【THE MATCH 2022】現地レポートPart3~日本人最強を懸けたもう一つの戦い~

こんにちは。櫻井です!

今日もTHE MATCH 2022の現地レポートの報告になります。

Part1では前半戦のカード、Part2では後半戦の序盤カードに注目しました。

今回のPart3では後半戦のメインカードに注目をしてきます!

「お!ついに天心武尊か!?」と思った、格闘技ファンの皆さん。

もう少しだけ、、お待ちください、、、。

何と言ってもTHE MATCH 2022は「最強vs最強」がテーマなので天心武尊以外にも面白いカードが盛り沢山なのです。

今日も河畑さんが撮ってくれた写真と一緒に振り返っていきますよー!

それでは参りましょう!

中量級の名手2人

天心武尊のメインイベントまで残り3試合。

会場の雰囲気もお祭りムードに近づいていく中で行われた試合がこちら。

RISEのライト級チャンピオン山田洸誓vsK1が誇る”デモリションマン”安保瑠輝也です。

https://twitter.com/k1wgp_pr/status/1534165142811750400?s=20&t=wAF1ghc-qhsFky3Zxjr6FA

今回のTHE MATCH 2022の中でも知名度が高いK-1の安保瑠輝也。

Youtube活動やメディア出演などで名実共に次のK-1を引っ張っていく存在です。

持ち味は鋭いキックと長い手足を使った爆発力のある攻撃です。

過去にはK-1のチャンピオンにもなったことがあり、後ほど紹介する山崎秀晃や野杁正明とも激闘を繰り広げてきました。

それに対してRISEの山田洸誓は現チャンピオンでありながらも脚光を浴びてこなかった選手です。

K-1と比べてRISEは中量級の選手層が薄く、那須川天心やYA-MAN、中村間など華がある選手が少ないため注目される機会がありませんでした。

しかし実力がないわけではなく、むしろ山田洸誓はRISEの中でも飛びぬけて強いファイターです。

なので最初にこのカードが発表された時に僕は「目立ちたがり屋の安保が一番苦手なタイプの相手だろうな」と思いました。

天心vs武尊や野杁vs海斗のようにお互いがある程度有名選手同士の戦いは話題になりますが、安保にとっては実力は申し分ないのに知名度がない山田が相手なのはリスクしかありません。

なおかつ山田の武器はフィジカルを活かしたパンチなので、打たれ弱い安保にとっては最も苦手なタイプの選手でした。

安保は今回の戦いで自身の価値を上げられるのでしょうか。

いざ試合開始

試合は終始安保のペースで進みました。

ローキックやミドルキックで山田にダメージを与えながら、パンチでKOの機会を狙う安保。

持ち前の爆発力のある攻撃が3分3ラウンド止まりませんでした。

それに対して山田も防戦一方になるわけではなく、カウンターを入れたりフィジカルを活かして安保の攻撃を耐え続けていました。

結果としては安保の判定勝利になりましたが、1秒も目が離せない激闘でした。

フォロワーが10倍以上に!?

今回安保と対戦した山田選手ですが、試合前のTwitterのフォロワーはわずか600人でした。

これには流石の安保も驚いていましたが2人の試合が決定すると山田の注目度はフォロワー数と共に上昇していきます。

https://twitter.com/anpo_rukiya/status/1531166994661539845?s=20&t=wAF1ghc-qhsFky3Zxjr6FA

結果的には現在時点(6/25)で8300人になっており、試合後のツイートには5000件の「いいね」がついていました。

また安保との会見で「山田は納豆が苦手」といじられており、試合後に納豆を食べるツイートを上げるとまさかの1万いいねが来ていました。笑

実力だけではなく人気も上がってきた山田の今後に期待です。

日本人最強を懸けた戦い

次に紹介するのは天心武尊の前のセミファイナルマッチ。

RISEスーパーライト級王者の海斗vsK-1スーパーライト級王者の野杁正明です。

https://twitter.com/k1wgp_pr/status/1534164972216889344?s=20&t=wAF1ghc-qhsFky3Zxjr6FA

この試合は”裏メイン”と呼ばれているほどの注目度を誇っていた試合です。

日本のキックボクシングにおいて軽量級最強なのが那須川天心と武尊ですが、中量級で最強と呼ばれているのが今回戦う海斗と野杁です。

2人ともそれぞれの団体で敵なしと呼ばれるほど連勝を重ねてきました。

スーパーライト級は海外には強豪選手が多数いるものの、コロナの影響で来日することができませんでした。

そんな中で「もう日本人相手に敵はいないんじゃない?」と言われ続けたこの2人がついに激突しました。

入場シーン

今回のTHE MATCH 2022において、天心武尊のメインカードを除いて野杁の入場シーンが1番かっこよかったです!

”怪物”にふさわしい入場曲「World is Mine」と共に登場する野杁は一層輝いていました。

K-1の誇りを胸に堂々とした表情でリングに向かう野杁を生で見ることができてとても感動しました。

野杁もこれまでK-1甲子園優勝などの実績はあったもののディフェンス一辺倒の試合がつまらないということでファンから批判を受けていた選手です。

しかし、武尊が所属するK-1ジム相模大野KRESTに移籍してからは攻撃的なスタイルへと変貌を遂げました。

これまで培ったディフェンス力と一発で相手の戦意を喪失させる攻撃を持った野杁は以前のK-1スーパーライト級トーナメントで安保を含む3選手を全てKOで倒して圧倒的な強さで優勝しました。

今回も野杁の圧倒的な強さが見れるのでしょうか。

互いに一歩も引かない接近戦

リングが鳴っていざ試合が始まりました。

「野杁の怪物ぶりが見れる!」と楽しみにしてましたが蓋を開けると白熱した攻防でした。

野杁の得意技である左フックをもらわない海斗のディフェンス力が凄かったです。

お互いに近距離でガードの上から打ち合う展開が続きました。

今回はラウンドごとに審判の判定が会場に表示される「オープンジャッジ制」が導入されていましたが、3R全て10-10の同点判定。

本戦では決着がつかず延長戦にもつれました。

延長では連打を放ち印象を残そうとする海斗と、一発を効果的に当てていく野杁の姿が対照的でした。

結果は海斗の判定勝利。

甲乙つけがたい勝負でしたが、僅差で海斗選手の勝利でした。

僕はこの2人の激闘をもっと見たかったですが、延長1Rかつマストジャッジ(どちらかにポイントをいれないといけない)だったので仕方ないですね。

今大会で1番ハイレベルな試合でした。

次は世界一を決める戦いを

海斗と野杁に共通して言えるのが「日本には敵がいない」です。

コロナも収束に近づいているのでぜひ2人には海外の強豪選手としのぎを削ってほしいです。

ONEやGloryの強豪選手と試合をしたり、海外の強豪を集めたトーナメントを開催してほしいと改めて思いました。

次は日本一ではなく世界一を懸けた場所で2人の試合が見たいですね。

おわりに

今日もTHE MATCH 2022の現地レポートでした。

次回のPart4がラストになりますのであと少しだけ僕の大好きな格闘技に付き合ってもらえると嬉しいです。笑

ここまでくると分かると思いますが次回はついにメインカード「天心vs武尊」を紹介していきます。

世紀の戦いを生で見て感じたことを全て書いていきたいと思いますので最後までご覧ください!

それではまた次回、お会いしましょう!

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